PEOPLE アルプスな人たち

働くことの意味と楽しさを見つけられたアルプスで、70歳まで現役続行!

八ヶ岳PA上り 長濱 裕美

1. どんな業務を担当しているの?やりがいを感じるときは?

 パンを焼くことからはじまり、総菜パンの製造や、コーヒー・ソフトクリームの販売、会計など、ベーカリー部門全般を担当しています。大切なことは、その日の人の流れを読み取ること。焼くパンの数も判断していかなければいけません。平日、休日、観光シーズン、それぞれ混み具合が違うので、状況を踏まえた数を見極め、焼いていくことが重要です。食事の時間帯になればレストラン甲斐路亭の厨房を手伝ったり、売店でレジを打ったり、あっちへ行ったりこっちへ来たり…。忙しい箇所のヘルプに入ります。
 なにしろ動くことが好き!接客業が好き!動いているときが1番自分らしいと思っていますので、忙しければ忙しいほど、やりがいを感じます。また、売上が目標に達すれば嬉しいですし、今日は少し静かだなという日も、どうしたら目標金額に近づけられるか?と、スタッフ全員で話し合い、意識していくことが大切だと思いますので、そういうときこそ率先して声出しすることも私の役目だと感じています。声に出すことで、徐々に店内が活気に満ちてくる様子は、ますます意欲を掻き立て、それが売上につながってくると、さらに嬉しいですね。

2. 入社した理由は?

 長男が学生時代にアルバイトをしたことがきっかけでアルプスに入社しました。先輩がいい人ばかりと話しながら、楽しそうにイキイキとしている息子の姿を見ていたら羨ましくなってしまったのですね。ちょうどスタッフを募集していると聞き、図々しく息子と同じ職場に志願させていただきました。だから、息子と一緒に仕事をしていた時期もあるんですよ。その後、私と長男に刺激されたのか、次男もアルバイトで入社してきたので、一時期は、家族の中で3人もアルプスにお世話になっていました。そんな次男は、今では社員として頑張っています。家の中にアルプスで働くものが3人もいると、会話は接客の話だったり、お互いの店舗の自慢話だったり。私自身は、若い世代の意見を聞いて、店に役立たせています。
 今年で12年目になるのですが、実は4年前に一度退職したことがあります。しかし、その1年後には「やはりアルプスがいいな」と戻ってきたんですね。私には動いている仕事、接客業が向いているのだと改めて実感しましたし、あたたかい雰囲気のこの場所が合っているのだなと心底思いました。そんなときでも、あたたかく迎え入れてくれたアルプスには本当に感謝。この恩は仕事で返していきたいと思います。

3. 仕事とプライベート、両立できていますか?

 パートですし主婦ですので、仕事が終わったら主婦に戻ります。プライベートでは4人の子供の母です。上3人は社会人、一番下がまだ学生で家にいますので、休日は末っ子の娘と買い物に出かけたり、家事の合間に情報を得るためネットサーフィンをすることが好きです。インターネットでは、旅行やショッピング、歴史から社会ニュースなど、気になることやわからないことを調べてみたり、チェックしたりして楽しんでいます。ときどき八ヶ岳PAのホームページをのぞいては、お客様の反応や声をチェックしたりすることもありますし、パン屋さんのホームページを見て、話題のパンやこれから流行りそうなパンなどの情報を得ることも。情報は、仕事に活かせるよう店長やスタッフと共有しながら、知識を身に付けていければといいなと思います。
  仕事とプライベートは私なりにしっかり区別しているつもりでも、ついついパンに目がいってしまったり、接客する側を見てしまいがち。それは私の中では、苦ではなく楽しみのひとつ。それが仕事に活かせると考えると楽しくなってしまいますね。両立しているようで、プライベートでも仕事に絡めてしまう、そんな性分です。

4. これからチャレンジしてみたいことは?

 会社自体に活気があり、チャレンジ精神があり、斬新な発想を生んでいく会社ですので、20代30代の若い世代が先頭に立ってがんばってほしいと思います。私は、もう60も近い年齢ですので守りに入って、あたたかく見守る役に徹していこうかな…。
 仕事は楽しいと思って勤めなければ、その気持ちが仕事に表れてしまいます。楽しければ楽しいほど、お店も活気に満ちてきます。仕事は楽しむものという私の想いを引き継いでいくためにするべきことは、その姿勢を見せて、お手本になってもらうこと。そのためには「明るい環境づくり」をしていきたいと感じています。楽しく仕事に取り組み、仕事に真剣に向き合う姿を見せることで私の想いは継承されるのではと思いますし、スタッフはそれを感じてくれるはずです。勉強熱心なスタッフばかりですから。
 私は、スタッフとお客様の「お母さん」の役目です。口うるさい母ではなく、あたたかく見守りドンと構える肝っ玉母さんでありたい、そう思います。 そして自分自身に言い聞かせていることは、「初心を忘れないように。いつまでも新鮮な気持ちでいる」ということ。目標は「70歳までアルプスで働く」ことです。

5. あなたにとってアルプスとは?

 入社して12年目、もう生活の一部でしかありません。家族で3人もお世話になり感謝もしています。「ハマちゃん」という愛称で呼んでくれるスタッフもいます。出会って良かったと思える場所であり、出会って嬉しいと思える人たちがいる会社です。
 私は沖縄から主人の転勤で山梨に移住したのですが、地方の企業のイメージは閉鎖的であったり、堅苦しかったり、そんな印象を抱いていました。でも、アルプスはそんな私の概念を吹き飛ばすばかりか、楽しさと喜びと活力を与えてくれた会社でした。以前、接客コンクールに出させていただいたときも、各店舗の店長から手厚いサポートをいただき、会社一丸となって応援していただきました。この年齢になっても必要とされていること。みなさんのサポートと応援に胸が熱くなり感動したこと。すべてが昨日のことのように思い出します。この貴重な体験で、より一層アルプスに親近感が湧き、守られているという強みとなりました。そんな会社で働いていることが私の自慢です。働きやすく居心地もいいので、一人でも多くの方とその気持ちを分かち合いたいと、友人やご近所さんにも「うちで働かない?」と会えば誘うほど、私の中では大切な会社なのです。

6. 就職を考えているあなたへメッセージ

 活発な方・声を出した仕事をされたい方・動くことが好きな方・人と触れ合うことが好きな方・接客することが好きな方・調理が好きな方・キレイ好きな方・笑うことが好きな方・生きがいをみつけたい方。そんな方は、アルプスをおすすめします。
 スタッフは大勢いて、その分いろいろなことがありますが、お互いが切磋琢磨し向上し合える人ばかり。信頼できる仲間に出会うことができます。そして、その仲間たちと一緒になって、尊敬できる上司の想いをつくり上げていく『やりがい』があります。このかけがえのない体験は、目には見えないけれど大切な宝物となって、あなたに喜びを与えてくれます。

 新卒の方へ。チャンスがたくさんあるので、自分をアピールしてください。必ず挑戦させてくれます。頑張れば頑張った分、返ってくるものも大きく、自信になります。

 中途を考えている方へ。年齢は関係ありません、やる気があれば十分です。さまざまな世代のスタッフがいますが、年の差を感じさせず和気あいあいとした雰囲気があります。年齢を重ねても仕事を続けられるメリットがありますので、私と一緒に働きませんか。
ご家族、兄弟姉妹、友人、ご近所さん、だれにも自信を持って誘ってみてください。「アルプスで働かない?」と。